予実管理の効率化・高度化実践ブログ

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管理会計システムは昨対比が苦手

昨対比



 

 

管理会計システムの提案をしていて、
打合せでよく質問されたのが

「昨対比ってどうやって管理します?」


という内容。


これ、結論からいうとシステム内での
管理はなかなか難しいと思います。

 

管理会計システムで昨対比が苦手な理由


管理会計システムでは、
組織マスタの履歴管理ができないため、
前年度組織体系と現組織との並行運用が
しづらいから。


解説>



まず「履歴管理」とは何かというと、
ERPや制度会計にはある機能なのですが、
各月の組織体系を履歴として管理する機能で。


要は、去年の7月の実績データを抽出した
時にはその時点での組織体系図で出力する
必要があるので、月ごとに組織マスタを別々に
管理してるんですね。


(当たり前ですが、たとえば2019年7月時点で
 去年の7月実績を出した際に
 今の組織体系で出力されても困るわけです)



それを僕らは履歴管理と呼んでます。


制度会計では過去の実績の管理が必要
ですので履歴管理機能は必須要件ですが。


一方の管理会計システムはというと、
最新の組織体系での運用のしやすさを
求められるので、
SFAもそうですが最新組織への
メンテナンスのしやすさを優先した
設計になっております。
(マウス操作で組織を簡単に変えれる設計)



履歴管理機能をつけると
運用が複雑になってしまうため、
管理会計システムにはその機能を
実装しておらず。


昨対比をだそうとしても
構造が変わっているため
昨対比が出ないんですね。


管理会計システムには
組織マスタが1つしか持てない、
と表現した方が分かりやすいですかね。



というわけで、
管理会計システム内での昨対比の
管理はあまり期待しないことを
オススメします。


今後の管理会計システムに求められる
要件としても「いかにメンテナスが
しやすいか」という設計を優先する
はずなので履歴管理の実装は
しづらいのではないかと予想してます。


逆に「履歴管理ができるよ」という
システムがあったとしても、
運用が複雑になる可能性があるので、
そのシステムがあなたの会社の
運用に適しているか慎重に精査
する必要がありそうです。


なぜなら、管理会計システムの導入を
検討している会社さんは組織変更や
ビジネスの市場の動きが早い会社が
多いのでメンテナンスのしやすさが
運用のキモになるからですね。



ちなみに、ではシステムを入れた方は
どうやって昨対比を作っているかというと
システムからデータを落として、
昨年のデータと突合しているのが
ほとんどかと思います。



バックナンバー>


市場価値の高い経営企画部の人

 

 

(次回:管理会計システムでニーズの多い
    選定ポイントを解説)


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本日も閲覧いただきありがとうございました
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発行人: 
300社の業績管理仕組み化経験を持つ
小林基樹
https://www.budgetcontrol.jp/

 

 

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